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吉川広家-毛利氏の一翼への道程-展

2023年4月22日 ~ 2023年9月24日

吉川広家は、永禄4年(1561)、吉川元春の3男として生まれました。
元春といえば、戦国武将・毛利元就の次男で『毛利両川』の一翼として、弟の小早川隆景と共に毛利氏を支えた武将です。
元春は広家へ、元就は「天下を狙うな」といっていたなど、いろいろと訓戒をしています。
家督前の広家は、父に反発していましたが、元春の逝去後、行動に変化が現れます。
天正15年(1587)、兄・元長の急死により家督を相続した広家は、父や兄同様に毛利氏を支えていきます。

慶長5年(1600)、関ヶ原の合戦では、毛利輝元が西軍の総大将となりましたが、広家は不利な戦況に不安を感じ、東軍側へ毛利氏の領土安堵を条件に不戦を貫きました。
西軍は大敗し、毛利氏は防長二ヶ国に減封となりましたが、「毛利」の二字は存続できました。

戦後、広家は毛利氏から岩国を与えられ、出雲より移り、城の普請や城下町の形成、法制度の整備など、江戸時代の岩国の礎を築きました。

本展示では、元春夫妻からの訓戒状や関ケ原合戦関連の書状、広家ゆかりの史料を展示しております。
父元春から受け継いだ毛利氏一翼への道程を本展示でぜひご覧ください。

 

吉川史料館では展示替えのたびに史料館たよりを発行します。
PDFファイル形式です。是非ご覧下さいませ。

史料館たより第83号(令和5年4月22日発行)

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