現在ロビーで展示中の「吉川梅子展」から、展示品のご紹介をいたします。
今日は5月5日「こどもの日」、昔から「端午の節句」としてお祝いされていた日ですね。
こちらは当財団前理事長の吉川梅子が描いた兜の掛軸です。二男三女の母でもあった梅子は、端午の節句に飾る兜の作品や、桃の節句に飾る雛人形の作品をいくつも描きました。
また武家社会では、兜や鎧は身を護るための大切な道具でした。
そのことから、現在では交通事故や病気から子どもを守ってくれますように、という願いを込めて兜を飾るようになったと考えられます。