現在開催中の「吉川広家展」から、展示品のご紹介をいたします。
こちらは、豊臣秀吉の遺品として、吉川広家が拝領した太刀です。この太刀には秀吉自筆の付箋が付属しており、右下に展示しています。
この太刀には広家が記したエピソードが伝わっています。
ある日広家は、人づてに秀吉の遺品の中に自分宛の品があるということを聞きました。石田三成にそのことを問い合わせたところ、「忘れていました。」と返答したということです。広家はこのことから、三成が自分を冷遇していると受け止めたことがうかがえます。
ぜひ実際に展示に足を運んで、ご覧ください。