ギャラリートーク

本日は「吉川広家展」の第一回ギャラリートークを開催しました。まだ肌寒い中、ご来館頂きまして感謝申し上げます。

ギャラリートークでは、広家のは家督前についてもふれました。天正6年の上月城の戦いもその一つです。

上月城の戦いには元春に従い兄元長、広家(当時は経言)も参戦しました。城には尼子勝久や山中鹿介らが籠城していました。広家の兄・元長は周伯恵雍宛の手紙に城の窮状を伝えています。その手紙の中に「なにしおふ さよの朝霧たちこもり 心ぼそくも しかやなく覧 一笑一笑」という狂歌がみえます。この鹿とは山中鹿介のことです。皮肉じみた狂歌ですが、元長からしてみれば毛利領内にて尼子再興をかかげて挙兵しつづける敵なのです。さて、上月城のその後、城は開城し、鹿介は毛利輝元の陣へ護送されることになりました。途中、輝元の家臣に殺害されました。吉川元春は、その時鹿介がかぶっていた兜を尼子の忠臣の遺品として保管するように命じ、現在まで吉川家に於いて大切にされてきました。

鹿介所用の兜は6月16日まで展示しております。ぜひご覧ください。

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